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競馬用語
- ■配当金
はいとうきん - 勝馬投票券が的中した場合、払い戻されるお金のこと。
- ■歯がわり
はがわり - 馬の歯が抜け替わること。
早熟なものは2歳の暮れごろから始まるが、大部分は3歳の春先に始まる。
人間の場合と同じで、痛みのため食欲がなくなり、体調も下降気味になりがちになるので、クラシックシーズンの勝負のポイントになることさえある。
- ■拍車
はくしゃ - 馬具のひとつで、靴のかかとに取りつけて、馬の腹部を刺激(圧迫)し前進気勢を促すこと等を目的として使用する。
競走中に使用される例は稀である。
- ■跛行
はこう - 歩様に異常をきたしている状態をいう。
負重するときに疼痛を示すもの(支柱跛行)、肢の挙楊時および前進時に疼痛を示すもの(懸垂跛行)、両方が混在する跛行(混合跛行)がある。
跛行の原因には、骨、腱、関節、筋肉、神経等の異常が考えられる。
一方、原因がはっきりしない場合、原因があると推測される部位により肩跛行、寛跛行(腰部に原因)と呼ばれることもある。
- ■ハッキング
はっきんぐ - 軽めのキャンター、ゆっくりとしたスピードのキャンター。
- ■発情
はつじょう - 繁殖牝馬が種付けされる時の状態でこの状態でなければ種牡馬を受け入れない。
繁殖牝馬はいつでもこの状態であるわけでなく、日が長くなる春先から数ヶ月の間、3週間位の間隔で周期的にやってくる。 5〜6日間継続し、この期間を発情期という。
またこの状態が、競走馬に発生すると競馬に集中できず競走能力に影響する場合がある。
- ■発馬
はつば - スタートのこと。
俗に「デッパ」ともいう。
- ■発馬機
はつばき - 出走馬が、スターターの合図で、一斉にスタートを切ることができるように考案されたもの。
日本では、最初は旗を振ったりしていたが、1926年から濠州式バリヤーという、綱をコースの内外にわたし、バネで斜め前上方にはね上げるタイプのものを使っていた。
しかし、馬が静止しないため、突進、回転をして出遅れのトラブルが絶えなかった。
そこで中央競馬会は、1960年からウッド式という軽くて移動が簡単な、パイプを組み合わせたような前扉が開くタイプのものに切り替えた。
しかし、軽いので馬が暴れるとゲート全体が動くのと、第一歩を踏み出すとき、馬が脚元のパイプを踏むおそれがあり事故の危険があった。
そこでウッド式の欠点を改良し、電動式で前扉が開くJSG48型と呼ばれる発馬機を1975年から使用。
その後、1985年、1990年、1995年、2000年と改良を重ね、2007年6月からは操作性、安全性を高めた最新型のJSS30型を使用している。
JSS30型には、全馬の枠入りが完了した時に、後方にいる発走委員が台上の発走委員に合図する際に使用する枠入り確認ランプが設置されている。
- ■端をきる
はなをきる - 単独で先頭に立って逃げること。
「逃げ馬は端をきれないとモロい」などという。
- ■馬銜
はみ - 馬銜(はみ)とは、馬の口に噛ませる棒状の金具である。
馬の口には前に12本の切歯があり、切歯のうしろはかなり広い歯のない部分があり、その奥に臼歯(奥歯)が並んでいて、ちょうどこの歯のない部分に馬銜をかける。
騎手の手綱さばきはこぶしから手綱を通じて馬銜に伝えられ、馬を意のままに動かすことができる。
- ■銜吊り
はみつり - 馬銜(はみ)を上顎に引き上げる作用があり、馬銜を越して舌を出す(「舌を越す」という)癖を防ぎ、馬銜の位置を正しく保つ効果がある。
一端を頭絡の項革に固定し、馬の鼻梁上を通じて両側の馬銜鐶内側の馬銜身部分に連結して使用する。
- ■速歩
はやあし - 速度は普通1分間に220メートル位である。
四肢の動く順は (1)右後肢と左前肢 (2)左後肢と右前肢が対になっての2ビートで、頭、頸の動きは小さいが、弾発がある歩法で上下動の反撞は大きい。 一完歩(一肢が着地してからつぎにその肢が着地するまで)に二回、四肢がすべて宙に浮いているか、少なくとも負重していない瞬間が存在する歩法で常歩より速度は速い。
普通に速歩といった場合は斜対歩(斜対速歩)をさす。
速歩では対角線上(例えば左前肢と右後肢)の二肢がほぼ同時に動く。
着地の順序は、(右後肢+左前肢)→(左後肢+右前肢)と続く。
- ■腹帯
はらおび - 鞍の附属具で馬の胸に回して締める帯。
これがゆるむと鞍ずれになるが、強く締めすぎると能力に影響して走れなくなる。
腹帯は1本ではなく“上腹”を鞍の上から締める。
- ■ハロン
はろん - ハロンというのは和製英語で、正しくはファロング(furlong)。
明治初期には英国の尺間法が使われていた。
1ハロンは約200メートル、1マイルは8ハロン。
- ■ハロンタイム
はろんたいむ - レースの200メートルごとの所要タイムのこと。
常にその時点で先頭の馬が基準となって計測される。
普通はスタートから200メートルごとに計測するが、1700メートルのレースのように、100メートルの位が奇数の距離のレースは、最初の100メートル地点から200メートルごとに計測する。
- ■ハロン棒
はろんぼう - ゴールから1ハロンごとにたてられた標識のことをいう。
日本では1ハロンを200メートルに換算している。
(本来は1ハロン=1マイルの8分の1、つまり約201.17メートル)。
しかし、ハロン棒に書かれている数字は、ゴールまでの距離をハロンの単位で表しているのではなく、残り何百メートルかを表している。
つまり、ハロン棒に4と書かれている場合、残り400メートルの意である。
- ■繁殖牝馬
はんしょくひんば - 仔馬を生産することを目的として飼養される牝馬。
生産者はその牝馬の血統、成績、能力等を熟考した上で、強い産駒の生産を目指し適切な種牡馬を選んで配合する。
- ■判定写真
はんていしゃしん - 決勝審判委員が着順判定の参考にした写真のことであり、本会が定めた特殊な写真機(フォトチャートカメラ)により撮影した写真のことをいう。
- ■ハンデキャップ
はんできゃっぷ - ハンデキャップ競走で各馬が負担する重量をいう。
これは3人のハンデキャッパーが、各馬に等しく勝機を与えようと決定するもので、競走成績や最近の調子などを資料とし、馬の能力に応じ重量を増減させる。
- ■坂路コース
はんろこーす - 傾斜がつけられた調教コースで、昭和60年に栗東トレーニング・センター、平成5年には美浦トレーニング・センターに作られた。
平坦なコースと違ってスピードが出にくく、馬場材にウッドチップを使用していることから脚にかかる負担が少ないことが大きなメリット。
坂を駆け上がる調教を繰り返すことで、後肢の鍛錬にもなる。
- ■売得金
ばいとくきん - 勝馬投票券の発売金から返還金を引いたもの。
これが国庫納付金のもとになる。
- ■馬券
ばけん - 勝馬投票券のことで、中央競馬では現在、9種類に分けられ、単勝式・複勝式・枠連・馬連・ワイド・馬単・3連複・3連単・WIN5(5重勝単勝式)がある。
- ■馬場
ばば - 競走馬が競走したり、調教をしたりする場所をいう。
馬場には、用途別、築造材料別、構造・形状別に分類され、用途別に分類すると本馬場、調教馬場、障害馬場、障害調教馬場、発走調教馬場、追馬場等となり、築造材料別に分類すると芝馬場、ダート馬場、ウッドチップ馬場、ゴムチップ混合馬場、ポリトラック馬場等となる。
また構造・形状別に分類すると芝馬場、ダート馬場、坂路馬場、ウッドチップ馬場、角馬場、丸馬場等となる。
- ■馬齢
ばれい - 馬の年齢のこと。
従来、競馬で3歳や4歳などという馬の年齢はわが国では数え年で数えられていた。
昔は生年月日があきらかでないのが多く歯のすり減りの状態によって判別されたが、現在は生年月日があきらかになっているので、その生まれ年によって数えられている。
2001年度から、JRAが推進する国際化政策の一環として、馬齢表記を数え年から満年齢に変更した。
これは、馬齢表記について諸外国で採用されている満年齢表記に統一するためのもので、生まれた年を0歳と数え、その馬が生まれた年の1月1日から年齢を起算する。
- ■馬齢重量
ばれいじゅうりょう - 負担重量を馬の年齢によって定める方法。
2歳時と3歳時の、同一年齢の馬だけのレースに用いられる。
- ■輓曳競馬
ばんえいけいば - 重いそりを曳いて2つの山の障害のある走路を200メートル走る競走。
地方競馬(北海道)のみで行なわれている。
- ■バンケット
ばんけっと - 上がり下がりの坂のことで、福島競馬場や小倉競馬場の障害コースと、京都競馬場の大障害コースにある。
なお、中山競馬場の障害コースの坂路(谷)もバンケットと呼ばれることがある。
- ■バンデージ
ばんでーじ - 日本語では肢巻き〔しまき〕。
バンデージは英語のbandageつまり包帯のこと。
運動中の肢の保護に使用するものと、運動後4肢の保温包帯に使用するものとがある。
- ■パトロールタワー
ぱとろーるたわー - 走路の各コーナーの外側に設けられた監視塔。
競走中にインターフェア(妨害)があったかどうか、騎手の騎乗ぶりはどうかなどを監視する走路監視員が執務している。
また、パトロールタワーでは裁決委員が競走監視用として使用するパトロールビデオの撮影も行っている。
- ■パドック
ぱどっく - 各競馬場では発走前に当該レースに出走する馬が、装鞍所からここに入り、この中を厩務員にひかれて周回する。
下見所ともいう。
ファンはここで馬の状態を観察できる。
本馬場にむかう前に騎手が乗り、ひと回りする。
- ■パリ国際競馬会議
ぱりこくさいけいばかいぎ - 1967年、仏国馬種改良奨励協会の主唱によりパリで第1回大会が開催された。
この会議は、1961年に創設された4ヶ国連絡委員会(英・米・仏・愛)を母体としており、世界中の競馬統轄機関の事務局長クラスが集まって競馬の政策、運営上の規則の統一、情報・経験の交換、相互援助、共同研究の推進を目的としている。
日本は1973年の第7回大会から毎年参加。
1993年に名称が国際競馬統括機関連盟(International Federation of Horseracing Authorities: IFHA)と改称され、現在54ヶ国から65団体が加盟している。
競走馬の能力を数値的に示すレーティングもこの連盟の下部組織である国際サラブレッドランキング諮問委員会で行われる。
日本は加盟国代表12名で構成される執行協議会の一員となっている。
血統と馬の記録に関する議題は、1976年に設立された国際血統書会議で個別に協議される。
日本は1978年から参加。
- ■曳き運動
ひきうんどう - 乗り運動と同様に、馬にとって欠かすことのできないトレーニングで、朝の乗り運動や攻め馬の前後や午後に、厩務員によって行なわれる、歩行の訓練のことである。
- ■非抽選馬
ひちゅうせんば - 出馬投票締切りの結果、出走申込頭数が、出走可能頭数を超過した競走については、選定基準の下位の競走馬から除外され、「出走できる馬」、「非当選馬」、「非抽選馬」が決定される。
「出走できる馬」の選定方法は、レースよって異なるが、出馬投票締切前日までの「獲得賞金」、「競走成績」、「出走間隔」等の選定基準によって決定される。
なお、選定基準を満たさず、「出走できる馬」とならなかったために除外された競走馬を「非抽選馬」といい、選定基準を満たしたが、同一順位が多数のため抽選によって除外された競走馬を「非当選馬」という。
- ■蹄
ひづめ - 馬の球節から下は、人間でいえば中指一本にあたり、爪が函状になって指先にすっぽりかぶさったものが蹄といえる。
- ■非当選馬
ひとうせんば - 出馬投票締切りの結果、出走申込頭数が、出走可能頭数を超過した競走については、選定基準の下位の競走馬から除外され、「出走できる馬」、「非当選馬」、「非抽選馬」が決定される。
「出走できる馬」の選定方法は、レースよって異なるが、出馬投票締切前日までの「獲得賞金」、「競走成績」、「出走間隔」等の選定基準によって決定される。
なお、選定基準を満たさず、「出走できる馬」とならなかったために除外された競走馬を「非抽選馬」といい、選定基準を満たしたが、同一順位が多数のため抽選によって除外された競走馬を「非当選馬」という。
- ■ヒモ
ひも - 連対馬のこと。 以前は、頭(1着馬)が堅いと思われるレースで、その本命馬の2着に入ると思われる馬のことをいった。
- ■平場
ひらば - 一般条件戦など、特別競走以外のレースをいう。
また一般競走ともいう。
- ■鼻出血
びしゅっけつ - 鼻出血には打撲等の外傷性のものと内因性のものがある。
外傷性の鼻出血は短期間で治り、再発しないが、気道粘膜の毛細血管の破綻〔はたん〕や肺出血等の内因性の鼻出血は習慣性となりやすい。
馬は口で呼吸できないため鼻出血を発症すると呼吸が充分にできない。
従ってレース中に鼻出血を発症した馬は競走能力が充分に発揮できない。
- ■ファミリーテーブル
ふぁみりーてーぶる - サラブレッドの血統をその牝系統別にまとめ、成績、生年等を付記し根幹馬までたどったもの。
よく知られているものに、1953年に英国で刊行されたボビンスキとザモイスキの共編による『競走馬ファミリーテーブル』がある。
現在その版権を譲り受け、第3版、第4版(2002年までの成績)が日本で出版されている。
- ■ファミリーナンバー
ふぁみりーなんばー - ブルース・ロウという人が、ダービー、セントレジャー、オークスの第1回からの勝ち馬の牝系を調べたところ、43頭の馬にたどりついた。
その中で3大レースの勝ち馬を多く出している順番に第1族から43に分類し、各々の番号の直系牝馬と直仔をその番号で示したものがファミリーナンバーである。
現在では番号も更に追加され、若い番号イコール優秀、とはいえなくなっているが、牝系分類上便利なので現在も利用されている。
- ■ファンファーレ
ふぁんふぁーれ - 競馬における「ファンファーレ」とは、各レースの発走に先立って流れる音楽のことで、競馬場やレースの条件によって流れる音楽が異なる。
その種類は、「札幌・函館競馬場」「福島・新潟競馬場」「東京・中山競馬場」「京都・阪神競馬場」「小倉・中京競馬場」用の5種類があり、それらの中でもレース条件(一般レース、特別レース、重賞レース)によって異なるものが使用される。
また、GIおよびJpnIレースに限っては、関東(東京・中山)、関西(京都・阪神・中京)で異なる専用のファンファーレが使用されている。
ただし、宝塚記念(阪神)に限り一般公募によって選ばれたファンファーレが1999年より使用されている。
一方、障害レースにおいては競馬場に関わらず「J・GI」「J・GII、J・GIII、特別・一般レース」用のファンファーレが使用されている。
- ■フォトチャートカメラ
ふぉとちゃーとかめら - 普通のカメラのようなシャッターがなく、代わりにレンズの焦点面(フィルム面)の前に縦のスリット(隙間、通常0.2mm)を設け、これをゴール線(ゴール板の真ん中にある鏡)に合わせておき、フィルムを走る馬の速度(通常60km)に合わせて横に動かし、決勝線に到達する順序で各馬が写るようにする特殊なカメラのことをいう。
このカメラにより、ゴール線を撮影すると、決勝線(ゴール線)に到達する順序で各馬を写すことができる。
したがって、普通のカメラがシャッターを切った瞬間のみを撮影できるのに対して、このフォトチャートカメラは、ゴール線上の状況を時系列順に撮影していくことになる。
よって、決勝写真のゴールはどこか、という問いに対しては、「すべてがゴールである」が答えになる。
また、決勝写真上の各馬の差については、実馬の差ではなく、ゴール板を通過した時間の差ということになる。
- ■フォーメーション
ふぉーめーしょん - フォーメーション投票の略称。
1着馬、2着馬、3着馬(連複の場合は1頭(枠)目、2頭(枠)目、3頭目)を、それぞれ1頭(枠)以上選択して、購入可能な組合せのすべてを購入する投票方法。
例えば、3連単などの組合せが多くなる馬券を購入する場合、「ながし」や「ボックス」投票よりも組合せ数を絞ることができるメリットがある。
なお、枠連の場合、組合せにゾロ目がある場合は、ゾロ目も買い目に含まれる。
- ■付加賞
ふかしょう - 特別登録料の総額を、1着から3着までの馬に対し、7・2・1の割合で配分した賞金。
競馬法により中央競馬会は300万円以下の特別登録料を徴収することができる。
地方競馬にはこの制度はない。
- ■複勝式
ふくしょうしき - 出走頭数によってことなるが、1着から3着までの入着馬を勝馬とする勝馬投票法のこと。
出走頭数が8頭以上の場合は3着まで、7頭以下では2着までに入着すれば的中となる。
なお出走頭数が4頭以下の場合は複勝式は発売しない。
単勝式同様、勝馬投票は馬番で指定する。
- ■服色
ふくしょく - レースのとき騎手が着用する服のことで、一般的には「勝負服」と呼ばれている。
これは、馬主によって決まっているもので、平成15年現在登録してある数は約2,200種。
色、模様ともにさまざまであるが、中央競馬においては、標準色は13色(赤、桃、黄、緑、青、水、紫、薄紫、茶、えび茶、ねずみ、黒、白)。
模様は輪、一文字、帯、山形(ひし山形、のこぎり歯形)、たすき、縦じま、格子じま、元ろく(チェス盤のような模様)、ダイヤモンド、うろこ、井げたかすり、玉霰、星散、蛇の目または銭形散があり、1つの服色について、胴と袖・地色と模様に1色ずつの最大4色まで使用できる。
また、競走中に各馬の識別が容易に出来るように、模様のサイズ等が決まっているほか、似たような服色は登録できない。
- ■ふくれる
ふくれる - コーナーで外側によれるように、大回りしてしまうこと。
- ■ふなゆすり
ふなゆすり - 熊癖〔ゆうへき〕の俗称である。
馬房内で肢を踏みかえ身体を左右に間断なくゆする癖である。
熊がオリの中で左右に身体を動かす様に似ていることから熊癖の名があり、また、舟をこぐ様にも似ていることからふなゆすりという俗称がある。
下肢部の故障を起こすこともあるため嫌われる。
- ■フリー騎手
ふりーきしゅ - 特定の調教師と騎乗契約を結んでいない騎手をいう。
- ■フリーハンデ
ふりーはんで - その年度の競走馬を重量によって格付けするもの。
この格付けは、単にその年度の各馬の実力比較にとどまらず、歴年の名馬の実力比較ともなる。
欧米でも採用されているが、日本では毎年1月、前年度の競走成績に基づいて中央競馬会から発表されている。
このほか競馬ジャーナリストが独自に作成したフリーハンデもある。
現在はクラシフィケーションと改称。
- ■フレグモーネ
ふれぐもーね - 皮下の組織に見られる急性の化膿性疾患である。
化膿を起こす細菌は、外傷部位から侵入することが大半である。
馬では病勢のテンポは極めて早く、一夜のうちに馬の肢が腫〔は〕れ上がることも稀ではなく、激しい疼痛を伴う。
早期発見、早期治療が肝心である。
- ■駁毛
ぶちげ - 馬の毛色の種類で体に大きな白斑のあるもので、原毛色により駁栗毛、鹿駁毛などという。
また、白色部が有色部より多い場合は、駁栗毛、駁鹿毛という。
わが国ではポニー、ペイントホースに多い。
- ■ブックメーカー
ぶっくめーかー - 勝馬投票方式にはパリミュチュエル方式とブックメーキング方式がある。
パリミュチュエル方式は、現在わが国で行なわれている方式であり、イギリスなどの競馬で見られるブックメーキング方式は、ブックメーカー(公認馬券取扱業者)と客との間で決められた賭け率に応じて、勝ち馬を当てた客が払戻金を受け取る方式。
つまりブックメーカーの払い戻しは、馬券を買った時点でのオッズによって払い戻されるので、例えば10倍のときに買い、最終オッズが5倍に落ちていたとしても10倍で払い戻される。
- ■ブリンカー
ぶりんかー - ブリンカーは「遮眼革」ともいい、視界の一部を直接遮ることにより馬の意識を競走や調教に集中させ、周囲からの影響に惑わされずに走らせるために用いられる。
フードの目穴部分に合成ゴムやプラスチック製のカップを取り付けたものが一般的で、カップのつくりやサイズによって遮る視界の広さを変えることができる。
片側だけにカップがついているものもある。
JRAの競走で使用する場合は、出馬投票時の届出が必要である。
- ■ブルーグラス
ぶるーぐらす - 馬が特に好む牧草。
大きくならず、土地を退化させないので放牧地用草種として最適だが、日本ではまだ充分に普及していない。
同じタイプのヨーロッパ種もある。
- ■ブルードメアサイヤー
ぶるーどめあさいやー - 母馬の父のこと。 ブルードメアは繁殖牝馬、サイヤーは種牡馬のこと。
- ■ブローバンド
ぶろーばんど - フルネームでシープスキン・ブローバンドと言う。
頭絡の額革にボア状のものを装着したもので、上後方を見えにくくして馬の意識を前方に集中させる効果を期待して用いられる。
- ■分割レース
ぶんかつれーす - 出馬投票締め切りの結果、競走の取りやめがあった場合、他の1競走への申し込み馬を2つに分割して2競走行うことをいう。
- ■プレ・レーティング
ぷれ・れーてぃんぐ - その競走馬が、その年に示したレーティングの最高値(ベスト・パフォーマンス)を示すことが多い。
上半期の場合には、前年度のクラシフィケーションの数値を用いることもある。
- ■併走
へいそう - 併せ馬で走ること。
- ■平地競走
へいちきょうそう - 障害レース以外の競走のこと。
- ■ヘルメット
へるめっと - 騎手がかぶる保護帽のこと。
騎手が事故で落馬した時、頭部の負傷を防ぐために使用されている。
- ■返還金
へんかんきん - 勝馬投票券が発売された後、競走から除外された馬があった場合、その馬もしくはその馬(枠)の組み合わせの投票券の全てが同額で投票者に返還金として返される。
但し枠連の場合は、同枠にまだ馬がいてかつ同一の番号を1組とした枠(ゾロ目)が存在する場合は返還されない。
- ■別定重量
べっていじゅうりょう - 基礎重量を定めて、これに過去の収得賞金額、勝利度数または特定の競走の勝利等によって加増する方法で、重賞競走、特別競走、条件競走などに用いられている。
またダービーなどの競走においては、馬の年齢または性により、出走馬の全馬に一定の重量を定めており、別定重量のうち特に「定量」と呼んでいる。
- ■法人馬主
ほうじんうまぬし - 株式会社や有限会社等の会社組織をもつ馬主のこと。
平成15年12月現在、中央競馬会に登録のある馬主2,443のうち法人馬主は334を数える。
- ■放馬
ほうば - 極度に興奮した馬が、騎手をふり落としたりして、逸走してしまうこと。
返し馬の時に特に起こりやすい事故。
- ■放牧
ほうぼく - 2つの意味で用いられる。
まず、生産育成過程の馬の管理形態の一つとして舎飼いなどと対を成して用いる。
次に休養や治療のため、競走馬をトレーニング・センターから牧場や育成牧場に戻すことをいう。
夏の暑い時期に北海道の涼しい牧場に移し、春の闘いの疲れをいやすために放牧する場合もある。
ある期間、厳しい鍛錬から解放されて、リラックスすることの効果は大きい。
放牧帰りで、変身する馬もある。
- ■歩法
ほほう - 馬の前進の仕方すなわち歩法(gait)は、歩行運動に用いられる四肢の協調運動パターンであり、一般には常歩、速歩、駈歩、襲歩の4種の歩法を馬の基本歩法(principal gaits)と呼んでいる。
- ■歩様
ほよう - 馬の歩き方のこと。
後肢の踏み込みの強さや前肢の出方のスムーズさなどの、全体的な感じをいう。
馬により個体差はあるが、どこかに故障や疾患を持つ馬は、歩様に乱れが出る場合が多い。
- ■ホライゾネット(Horizon Net)
ほらいぞねっと - フードの目穴部分をネットで覆ったもの。
前を走る馬が跳ね上げる砂が眼にかかるのを嫌がる馬に用いられる。
また、視野を制限するので、競走に意識を集中させる効果を期待して用いられることもある。
- ■ホワイトクローバー
ほわいとくろーばー - クローバーの一種で放牧地に使われる最も一般的な豆科の多年生牧草。
大きくならず、稲科と混播してよくなじむが、根粒菌により空気中の窒素固定を行い、生命力が強いので土地の状態が悪くなった時にはびこりすぎることがある。
- ■本賞金
ほんしょうきん - 競走馬がレースにおいて、1着から5着に入着した際に獲得する賞金のこと。
- ■本馬場
ほんばば - 平地競走用の馬場で、観覧席にもっとも近い最外側に設けられている。
JRAの競馬場の本馬場は芝である。
なお各競馬場本馬場の競走方向は東京、新潟、中京が左回り、他は右回りである。
- ■本命馬
ほんめいば - そのレースで最も強いと思われている馬のこと。
競馬専門紙、新聞などでは◎で表示される。
- ■帽色
ぼうしょく - 騎手がレースの際かぶるヘルメットの色のこと。
それぞれ1枠=白、2枠=黒、3枠=赤、4枠=青、5枠=黄、6枠=緑、7枠=橙、8枠=桃と決められている。
- ■ボックス
ぼっくす - ボックス投票の略称。
いくつか選択した馬(枠)番について、その全ての組合せを購入する投票方法のこと。
ただし、枠連ボックスでは、「1−1」などのゾロ目は買い目に含まれない。
- ■ボロ
ぼろ - 馬糞のこと。
この状態により好不調の判断がある程度できる。
軟らかいのはよくなく、また堅過ぎず、落ちたときに3つ、4つに割れるのが良い状態といわれている。
なお、パドックなどでボロをする馬をウンを落とす、として嫌うという俗説もある。
- ■ポケット
ぽけっと - 競馬場のコースの中で、コーナーのポケット状の地点をさす。
たとえば東京2000メートルは1コーナーのポケットからのスタートである。
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